翠嵐6期生憩いの広場

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『人類はできそこないである』を読む(5)
by かおる at 2023/7/8(土) 11:49:14 No.20230708102610  削除 引用 【コメント

人類は直立二足歩行になったお陰で「痔」になった。四足歩行している動物の脊椎は水平になっていて体重は四本の足に分散している。一方

直立二足歩行の人間には上半身の体重が腰や肛門の周辺に集中してかかり、その結果血管に鬱血が生じ炎症を起こりやすくする。二つ目の試

練は腰痛です。腰痛は人類が四足歩行から直立二足歩行に進化したことが原因とされています。単純に考えて上半身の重さが腰の骨にかかる

ので腰痛が起こりやすくなります。この他ヒト以外は高血圧にならなかったり、「産みの苦しみ」も人だけ、体毛や尻尾が無くなった代わり

に両手が空いて道具が使えるようになった。進化とは「トレードオフ」である。次にちょっと目線を変えて、人のペニス(陰茎)について

記してみる。ヒトのペニスのサイズは霊長類最大です。ヒトより大きな体を持つゴリラのペニスは3p、オランウータンは4pチンパンジー

は8pでヒトは15pです。ヒトに次いで大きなペニスを持つボノボは14pです。ボノボはオス同士で勃起したペニスでフェンシングをするこ

とがあります。2頭のオスが向かい合って枝にぶら下がりフェンシングの剣のようにペニスを交わす行為です。これはオス同士によるコミュ

ニケーションの手段であり、争いを回避するために行っているとされています。睾丸に関して面白い説があります。チンパンジーの睾丸は人

間よりはるかに大きいサイズです。チンパンジーのメスは不特定多数のオスと交尾します。オスは他のオスよりも強い精子を多く作る方が生

存に有利になります、そのためチンパンジーの睾丸が大きくなったと考えられます。一方、体の大きなゴリラはペニスも睾丸も小さいのはど

うしてなのか?ゴリラは小さなグループ単位で生活していて1グループに1頭のオスがいます。いわゆるハーレムの状態です。オスはグループ

内の複数のメスと交尾するので子孫を残すためには他のオスと競争する必要がありません。精子をそこまで多量に作らなくていいのでペニス

と睾丸のサイズは大きくならなかったという訳です。
 
『人類はできそこないである』を読む(4)
by かおる at 2023/7/4(火) 11:05:27 No.20230704100900  削除 引用 【コメント

ヒトとチンパンジーが共通の祖先から枝分かれすることになったのは火山活動のためである。アフリカ東部には大地溝帯グレート・リフト・バレー

と呼ばれるアフリカ大陸を南北に縦断する巨大な谷があります。谷幅は35〜100qにおよび、巨大な裂け目の総延長は7000qも続くと同時に、標高

3000mを超える山々が連なっています。同地での大規模な火山活動は人類の祖先たちにも影響を与え何処かに新天地を見つけ出そうと考えて人類の

祖先は避難をしたかもしれない。その過程で人類とチンパンジーの系統が分岐した可能性があります。人類の祖先の多くが東アフリカに移動したと

いうことです。アフリカで誕生した人類はまず森からサバンナに進出して、アフリカを出てユーラシア、そこからヨーロッパや東南アジアへと分布

していきます。アジア方面へ進出した原人はインドネシアで見つかったジャワ原人、中国で見つかった北京原人などです。ちなみに北京原人やジャ

ワ原人の子孫は全滅したため、今の中国人の祖先が北京原人や今のインドネシア人の祖先がジャワ原人という訳ではない。1万5000年ほど前になる

と陸地はまた凍り付いたとみられる。そこで海岸沿いのルートで移動したとみられる。新人は海を渡る技術を持っていた。オーストラリアに残っ

ている遺跡は6万年ほど前に新人が東南アジアからオーストラリアまで移動したことを明確に示している。当時現在のインドネシア半島からマレ

ー半島、インドネシアの一部の島々は地続きだったとみられ、また現在のオーストラリア、ニューギニア、タスマニアなど今のオセニアを形成し

ている陸地も陸続きになっていて、そこからいかだのようなもので渡ったのではないかとする説が有力です。


 
『人類はできそこないである』を読む(3)
by かおる at 2023/6/24(土) 12:17:10 No.20230624113744  削除 引用 【コメント
700 x 934 x 378,210バイト <この画像は大きいので別画面で表示します>
No.1

この本の著者斎藤成也は「人類負け犬説」を主張しています。あくまでも人類は偶然、二足歩行をするようにな

ったと考えます。仮に人とチンパンジーの共通の祖先が四足歩行をしていたとして、その中から突然、直立二足

歩行をする個体が生まれたとします、この直立二足歩行する個体が特に支障なく生きて行くことが出来れば、四

足歩行と二足歩行が生き残る条件に差がなくなります。ここから時代が下がって、種全体が二足歩行をするよう

になったとしても、それは環境に適応したからではなく、つまり自然淘汰によるものではないと、中立進化の

立場からは考えられます。初めて直立二足歩行を始めた人類の祖先は、変わり者の負け犬として差別を受けてい

たかもしれません。チンパンジーに居場所を奪われながらも、木の上でどうにかねぐらを確保し、それでも最終

的には森から追い出され、しぶしぶサバンナで暮らすようになったのではないかと想像します。



 
『人類はできそこないである』を読む(2)
by かおる at 2023/6/20(火) 12:29:13 No.20230620114010  削除 引用 【コメント

我々は700万年をかけてできそこないになった。かなりショッキングな表紙の言葉である。本の先を読んでみた。人類は地球上で一番進歩

した生物のように考えている人が多いだろう。しかし、人類の足跡を振り返ってみれば生存に有利と思われそうな機能を失って今の姿になっ

ているのだ。例えば直立二足歩行になった経緯をみてみよう。人類の祖先が地上で直立二足歩行をするようになったのは気候変動で森林が

減少し、草原で暮らさざるを得なくなったからというサバンナ仮説は殆ど支持されていません。人類の祖先は森に住んでいた時から直立二足

歩行をしていたことが分かってきました。面白い説があります。「両手を使いやすいから有利だった」という考え方です。直立歩行をすると

必然的に両手が自由に使えるようになります。これにより多くの食物を抱えて移動できるようになり、効率的に食料を確保できます。オスが

メスの気を引くために、よりたくさんの食料をプレゼントしようとして二足歩行になったとする「プレゼント仮説」があります。メスに気に

入ってもらえればオスは交尾のチャンスを得ることができ、二足歩行をするオスが多くのメスと交尾すればその子供世代以降二足歩行が増え

ていくという理屈です。あるいは、子育てをしているメスのところに食料を運ぶためにオスが二足歩行をするようになった。とする「子育て

仮説」もあります。
 
『人類はできそこないである』を読む(1)
by かおる at 2023/5/24(水) 21:26:05 No.20230524201801  削除 引用 【コメント
700 x 934 x 378,210バイト <この画像は大きいので別画面で表示します>
No.1

ネアンデルタール人に関する本が増えている。「人類はできそこないである」「人類の起源」「性の進化史」

男性誌の「週間プレイボーイ」にまで記事が書いてある。それは昨年のノーベル生理学・医学賞の受賞内容が

「ネアンデルタール人の遺伝情報の解析と研究」だったからだろうか。以下「人類はできそこないである」から

ネアンデルタール人が今、スーツを着て街を歩いていても違和感はないだろう。身長は現代人より少し低く、体

形はちょっとずんぐりむっくりしている。違いと言えば眉のあたりの骨がちょっと出ていて彫の深い顔立ちで、

鼻腔が大きいので鼻が盛り上がって大きく感じられる。顎が少しごつい。脳の大きさはあまり変わらず、むしろ

ネアンデルタール人の方が少し大きい。80万年前ネアンデルタール人とホモサピエンスの共通の祖先はアフリカ

に住んでいた。その後約60万年〜50万年前に分かれてホモサピエンスはそのままアフリカに残り、ヨーロッパや

西アジアへ進出したグループがネアンデルタール人ですホモサピエンスがアフリカを出てヨーロッパに広がるの

は約7万年〜6万年前です。ネアンデルタール人が絶滅するのは約3万年前なので、ホモサピエンスとネアンデルタール人は数万年間は

ヨーロッパで共存していた。現代人の細胞の中にはネアンデルタール人のDNAが1〜4%ほど残っていることが発見された。ノーベル生理学

医学賞受賞のスバンテ・ペーボ博士は、新型コロナ感染重症化に関するゲノム領域がネアンデルタール人由来だという論文を発表した。

ネアンデルタール人が絶滅したのは感染症の流行ではないかと言われる。ネアンデルタール人は人口が少なかったのでちょっとした出来事で

絶滅しやすかった。
 
翠嵐会総会・講演会・懇親会のご案内
by 翠嵐会事務局 at 2023/5/16(火) 14:27:40 No.20230516142253  削除 引用 【コメント

翠嵐会会員の皆様、ご無沙汰しております。

令和5年度翠嵐会総会を5月20日(土)に崎陽軒にて開催いたします。
総会後に講演会(TV番組などでお馴染みの江戸川大学名誉教授 斗鬼正一氏)、懇親会を行います。
ご参加ください。
当日ご出席いただけない方は事前にホームページから投票することができます。
(投票期限は5月19日)

詳細と投票については以下のページをご覧ください。

https://www.suirankai.jp/event/meeting/11100/


 
『言ってはいけない』を読む(5)
by かおる at 2023/4/29(土) 09:51:11 No.20230429090705  削除 引用 【コメント
800 x 1067 x 490,981バイト <この画像は大きいので別画面で表示します>
No.1

[オス(男性)の浮気は進化の結果だ] 性を語る上での定説となった進化生物学では、ヒトを含むすべての生き物

は、自らの遺伝子の複製を最大化すために、他の生き物との間で複雑なゲームをしている。興味ある実験例があ

る。オスとメスのラットを同じゲージに入れると、オスのラットはすぐにメスと交尾を始めるものの、回数を重

ねるうちに飽きて、メスがオスを小突いたりなめたりして交尾を求めても反応しなくなる。だがそこに新しい

メスを入れると、オスはたちまち新しいメスと交尾を始める。こうした性行動の特徴を進化生物学はこう説明す

る。同じメスと複数回交尾したオスにとっては、自分の精子は十分に注入したから、それ以上の努力は無駄だ。

それに対して別のメスとの交尾は、遺伝子のコピーを増やしてくれるいい機会である。利己的な遺伝子は精子を

有効活用して子孫を最大化するよう、同じメスとのセックスに飽きたり新しいメスに興奮したりするプログラム

を本能に組み込んだのだ。これがオスが浮気をする進化論的な理由だ。
 
『言ってはいけない』を読む(4)
by かおる at 2023/4/26(水) 12:17:09 No.20230426113820  削除 引用 【コメント

[一夫多妻と一夫一妻ではどちらが得か] 進化生物学では哺乳類は、オスは精子の放出に殆んどコストがかからないが、メスは妊娠後は

子宮内で赤ちゃんを育て、出産後も授乳が必要になるから子供一人に対する投資額は極めて大きい。オスはできるだけ沢山のメスと交尾し

ようとし、メスは貴重な卵を最大限有効に使うために生殖相手をえり好みするようになるはずだ。こうした条件では、群れの中で最も強い

(優れた遺伝子を持つ)オスがメスを独占することになりやすい。メスにとっては遺伝的に劣ったオスと交尾する理由がないからで、ゾウ

ザラシ、アカシカ、ゴリラまで一夫多妻が動物界に多く見られるのはこのためだ。ただしヒトには、赤ん坊が独り立ちするまで長期の養育

が必要になるという特徴がある。この場合メスは遺伝子の優劣だけでオスを選択するわけにはいかなくなる。一夫多妻で他の多くのメス

(ライバル)とひとり(一匹)のオスを共有したのではオスから十分な支援を受けられない恐れがあるからだ。10の資源を持つオスと、

4の資源しか持たないオスでは、当然10の資源の方が望ましい。だが10の資源を3人のメスで分け合うのなら、4の資源のオスを独占した方

が経済的に合理的なのだ。これがヒトの社会で一夫一妻制が広く観察される理由とされている。
 
『言ってはいけない』を読む(3)
by かおる at 2023/4/25(火) 10:02:55 No.20230425091946  削除 引用 【コメント

[結婚相手選びとセックスにおける残酷な現実] 精神分析学を創始したフロイトは、ヒトは性的欲望を無意識に抑圧していると考えた。

エディプスコンプレックスの男子は母親に性愛感情を抱くが、父親に禁じられて怯えている。このことはまったくでたらめだとわかった。

近親婚は遺伝学的に極めて不利な繁殖方法で、両性生殖する種はすべて血縁度の高い異性とのセックスは避けている。イスラエルのギブツ

では家庭から切り離して託児所で共同保育するが、ここで育った幼馴染同氏は殆ど結婚しない。人間には「幼年時代を共有した異性には

性的関心を抱かない」という本性が埋め込まれている。哺乳類の多くは。排卵期になると雌の生殖器が赤く変色するなどして交尾を誘い、

雄はそれを見て発情する。雌が受胎可能でない時期は、雄もセックスに興味を示さない。進化論的な適応としては、生殖にとって無駄なこ

とはしないこの仕組みはとても合理的だ。ところが人のメスは排卵を隠ぺいして生殖可能な時期をわからなくし、受胎できるかどうかに

かかわらずセックスできるよう進化した。メスの排卵期を知ることが出来なくなったオスは、いつでもどこでも発情してセックスを求める

ようになった。この性への妄執が知能の進化や文化の成立をもたらしたと考える研究者もいる。
 
『言ってはいけない』を読む(2)
by かおる at 2023/4/23(日) 18:03:41 No.20230423170520  削除 引用 【コメント

[あまりに残酷な美貌格差] 容姿によって人生が左右されることは誰でも知っている。美男や美女は誰からも愛され、ブス、ブ男は無視さ

れる。だったら美貌の経済効果はどのくらいだろうか。こんな疑問を思いついた経済学者がいた。彼は美しさの基準は時代や文化によって

異なるものの、そこにある種の普遍性があるという。あらゆる社会に共通する美の基準は顔の左右の対称性と肌の滑らかさで、女性の体型

で重要なのはウエストのくびれだ。これを進化論的に説明すると、顔が崩れていたり肌に湿疹や炎症が出来ているのは感染症の兆候で、

ウエストの膨らんだ女性は妊娠の可能性がある。いずれも子孫を残すのに障害となるから、進化の過程のなかで健康な異性や妊娠していな

い女性を選好するプログラムが脳に組み込まれたのだ。美人とブスでは経済格差は3600万円というがこの算出根拠は何だろう。人種や年齢

社会階層、学歴など外見以外がすべて同じ男女を大勢集めてきて、第三者にその美貌を判定させランクづけし、収入の差を調べればいい。

実際にはこのような調査は不可能で様々な統計学的調整や類推をしている。美貌を5段階で評価し平均を3点とした場合、平均より上と評価

された女性は平凡な容姿の女性より8%収入が多かった。平均より下と評価された女性は4%収入が少なかった。大卒の生涯賃金は

(退職金を含む)約3億円とされているから美人は生涯に2400万円得し、不美人は1200万円損して、美貌格差は総額3600万円にもなる。
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