人類は直立二足歩行になったお陰で「痔」になった。四足歩行している動物の脊椎は水平になっていて体重は四本の足に分散している。一方
直立二足歩行の人間には上半身の体重が腰や肛門の周辺に集中してかかり、その結果血管に鬱血が生じ炎症を起こりやすくする。二つ目の試
練は腰痛です。腰痛は人類が四足歩行から直立二足歩行に進化したことが原因とされています。単純に考えて上半身の重さが腰の骨にかかる
ので腰痛が起こりやすくなります。この他ヒト以外は高血圧にならなかったり、「産みの苦しみ」も人だけ、体毛や尻尾が無くなった代わり
に両手が空いて道具が使えるようになった。進化とは「トレードオフ」である。次にちょっと目線を変えて、人のペニス(陰茎)について
記してみる。ヒトのペニスのサイズは霊長類最大です。ヒトより大きな体を持つゴリラのペニスは3p、オランウータンは4pチンパンジー
は8pでヒトは15pです。ヒトに次いで大きなペニスを持つボノボは14pです。ボノボはオス同士で勃起したペニスでフェンシングをするこ
とがあります。2頭のオスが向かい合って枝にぶら下がりフェンシングの剣のようにペニスを交わす行為です。これはオス同士によるコミュ
ニケーションの手段であり、争いを回避するために行っているとされています。睾丸に関して面白い説があります。チンパンジーの睾丸は人
間よりはるかに大きいサイズです。チンパンジーのメスは不特定多数のオスと交尾します。オスは他のオスよりも強い精子を多く作る方が生
存に有利になります、そのためチンパンジーの睾丸が大きくなったと考えられます。一方、体の大きなゴリラはペニスも睾丸も小さいのはど
うしてなのか?ゴリラは小さなグループ単位で生活していて1グループに1頭のオスがいます。いわゆるハーレムの状態です。オスはグループ
内の複数のメスと交尾するので子孫を残すためには他のオスと競争する必要がありません。精子をそこまで多量に作らなくていいのでペニス
と睾丸のサイズは大きくならなかったという訳です。
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