現在、協会の会報にその文を連載中の位已光児さんへ、
私は過日、スピノザの『エティカ』(中公クラシックス)を送呈しました。
すると、こちらからの用件の電話の折に、
「(『エティカ』から)書き抜いて、要点をまとめようと思います」
と伝えられ、それからひと月位の間を置いて、
『スピノザとの対話』と題した小冊子が届けられました。
大部分は、『エティカ』からの引用ですが、
それへ、位已さん自身の解釈を施され、中には批判的な指摘も見られます。
位已さんの文は、表現こそ朴訥(ぼくとつ)めいた平明さを呈しつつも、
その含蓄の理解は容易でないですが、
同一平面に連なる月、山、soraさん自身のエピソードとの接点は、
スピノザ以上に求められると思われます。
位已さんにとって、聖フランシスコの、
「兄弟なる太陽、姉妹なる月」は自明のことなのです。 |