二女の誘いがきっかけで、
数年前から低山に登る――山中を歩くようになり、
近頃では、休みとなると、
「山へ」が最初に思い浮かぶ。
私の住まいは福岡県春日市だが、
それに隣接する大野城市の牛頸(うしくび)あたりへ出かけることが多い。
自宅から車で半時間足らず。
ダムがあり、それを囲繞するが如くに、
大佐野山、黒金(くろがね)山、牛頸山など。
今月8日の日曜日には、黒金山の頂上へ初めて到る、
登山口から、途中弁当を開いて、2時間ほどを要したか?
その日、外気温は35度近くまで上がり、
当然ながら汗みずくとなる。
それにしても、
尾根道の風の、なんと涼しく、心に沁みたこと。
またその景観が浮世離れして、
あたかも天国へ到る道であるかのよう。
例えばエアコンと、その風の異次元を、なんと表現したものか。
後者は、
「生まれてきて良かったね」、という天国からのメッセージ。 |