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福島交通軌道線の掛田駅に、当時の電車が移設されると聞いたときは、本当に歓喜した。あの当時の光景が撮影できると思い込んだのだった。しかし現実は、当時の再現ではなく、残っている駅舎から少し離れた場所に設置されたものであった。落胆したのは言うまでもなく、現役のバス停だし、業務上弊害が生じるのであれば、無理な話なのであった。ただ、この駅の雰囲気は、何よりも捨てがたい味があり、何とかならんかったのかなぁという思いが常に付きまとう。今回、ちょっと最後に覗いてきた。
現場は付近に駐車場もなく、非常にやりにくい。せっかくの誘致なのだから、その辺もちゃんと手配してはと思うのだが、電車と駅の関係を見るからに惜しいことこのうえない。当時の配線をして、ホーム脇に設置して、ダミーの架線を設置して、そうすればあの頃が蘇るというのに・・・。
言うだけは簡単ということなんでしょうな。
というわけで、あとはのんびり自宅に向かってただひらすら運転するのみ。無事故で帰れること、ことのほか安堵した旅であった。 [終]
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