翠嵐6期生憩いの広場

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『国家の品格』を読む(2)
by かおる at 2020/8/9(日) 16:26:58 No.20200809152828  削除コメント

現代の荒廃の原因は私(著者藤原正彦)の考えでは、西欧的な論理、近代的合理精神の破綻に他なりません。現代文明の礎として論理とか合理が重要

であることは言うまでもありませんが、人間はそれだけではやっていけないということが明らかになってきたのが現在ではないでしょうか◆帝国主義

の時代がありました。1900年の時点で英国で「帝国主義が悪い」と思った人は殆どいなかった。帝国主義や植民地主義にはちゃんとした論理が通って

います。「お前たちは劣等な民族である。劣等な民族は自ら自分の国を治められない、そのままにしておいたら殺し合いや伝染病がはびこり、飢餓で

死人も出てくるだろう。だから劣等な民族のために優等な民族である英国人が統治してあげる」本当に親切な論理が通っているのです。論理がちゃん

と通っていれば、後で見ればいかに非道に思えることでもなぜか人間はそれを受け入れてしまうのです。◆1919年第一次大戦が終わった後に、パリで

講和会議が開催され国際連盟の規約が決められました。その規約の「委任統治」の箇所に自ら統治できない人々のために彼らに変わって統治をしてあ

げることは「文明の神聖なる使命」であることが書いてあります。こういう論理により,イラク、ヨルダン、パレスチナは英国の、シリア、レバノン

は仏国の委任統治領となったのです。日本も独国の領地だったマーシャル諸島、カロリン諸島など南洋の島々を委任統治領としました。◆現在世界を

覆いつくしつつある「競争社会」とか「実力主義」も同じようなものです。競争主義や実力主義は組織の繁栄のためには良いかもしれません。しかし

実力主義が本当に徹底したらどうなるでしょうか。例えば同僚は全員ライバルになります。ベテランは新入りにノウハウを絶対に教えなくなる、教え

たら最後自分が追い落とされてしまいます。いつも敵に囲まれているような不安定な心境で生きていく社会になっていきます。

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