翠嵐6期生憩いの広場

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『大破局』を読む(2)
by かおる at 2020/9/1(火) 15:03:39 No.20200901135444  削除コメント

350頁も読んだが結局のところデリバティブの仕組みは理解出来なかった。最後の「訳者あとがき」で落ち着くことが出来た。

この時代の最先端を行くビジネスに従事する銀行員は秀才ぞろいで成績が良ければ二十歳そこそこの若さででも100万ドル(1億円)前後を稼ぐ

しかし著者はやがて、モルガン・スタンレーをはじめとする投資銀行が創り、売り、途方もない利益を上げているデリバティブの多くが本来の

機能とされる危険の回避やリスク減少と関係のないただの賭博に過ぎず、買い手の無知に付け込むものであり投資銀行は利益のために客に損を

させ多くの犠牲者を出すことを全く意に介しないばかりか、大損をして必死になった犠牲者をさらに食い物にすることで徹底的に暴利を貪るの

を当然としていることに気づき、ハイエナのような投資銀行の商法に疑問を抱くようになって銀行を退職した。デリバティブは日本では「派生

商品」「派生商品取引」などと訳されている。そう言われても殆んどなんだか分からないが、分からなくてもこの本は楽しめるし、読むうちに

何となく分かってくる。(翻訳者のくせに無責任だと呆れてしまう)正直いくら読んもデリバティブの仕組みはよく分からない。それでいて年

に何億円ものボーナスをもらったりし、客をすってんてんにすることを楽しみに思っている人がいる。大和銀行の井口俊英が11億ドルもの損失

を出して米国の刑務所で服役しているが、大和や住友商事だけでなく他の多くの日本の銀行や商社などが巨額の不良債権や損失を隠そうとして

モルガン・スタンレーなどの協力でデリバティブによるインスタントな利益を作り出し、帳簿操作をしてきたこともこの本に書いてある。一時

の責任逃れのためなら、国も会社も売る日本の銀行や商社の人は自分の責任を一時的に糊塗するのに懸命で、どれほど甘い汁を吸われているか

も見抜けないし、意に介しない。それを監督する役所も何も知らない。本書によれば、デリバティブ取引の規模は、株式市場も、世界の大国の

予算もその前では真っ青の55兆ドル(1996年)だそうで、それなしには現代市場経済は機能しないが、その実態については、政府も政治家も

ジャーナリズムも殆んど無知でそれが投資銀行や投機ファンドなどにいいように付け込まれる原因ともなっている。読んでいるうちに寒気が

してきた。この「訳者あとがき」は1996年に書かれたもので既に20年以上の昔であることが救いであった。

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