昨日、ネットを通して、アンジェラ・ヒューイットなる女性ピアニストを知った。
近年の私は、クラシック音楽界の動向へ対して盲目同然だ。
曾ては、『レコード芸術』などその方面の雑誌へ目を皿のようにしていたが。
バッハに『フーガの技法』という作品があって、
未知のその曲へ最近関心がうずくので、スマホで検索したところが、
ヒューイットのディスクが冒頭に取り上げられていた。
それはファン待望の録音であり、
また彼女は当代随一のバッハ弾きと見なされているとのこと。
しかし、そのディスクの、通常の2倍近い高価さには抵抗を覚える。
需要の多さを見越してか。
一方、マルセル・メイエやワンダ・ランドフスカヤなど
同じく女性のバッハ演奏と聴き比べるのも面白かろうとの好奇心も頭をもたげる。
と、状態もよく思い切って廉価な中古品が目に跳び込んできた。
しかも、知人から紹介された、ディスクの扱いについて信頼のおける出品者でもあった。
久々の衝動買い。
ネットは、こういう場合、本当にありがたい。
ありがたいからこそ、滅多にお世話にならないことにしている。
追記
あるピアニストの手になる随筆の、以下の箇所が私を、彼方へと押しやった、
「音楽は私たちを絶えず遠くへと連れて行く。
そしてその彼方には『マタイ受難曲』がある――
そのさらに彼方には『フーガの技法』が。」 |