江別神社「宮司の独りよがり」

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奪われた「純ケツ」 引用
江別神社宮司 2/18(水)18:03:41 No.20040218180319 削除
実は一月の下旬から左下腹部に違和感があって、大して痛くもないので
1週間程ホッたらかし、しかし症状が変わらないので二月六日の仏滅に
意を決して病院へ行った。

血液検査、レントゲンでは異常が見つからず、医師は「小さいガンなどは
この検査では見つからないので、内視鏡検査をしてみては」と奨めたので
これもまた意を決して受ける事にした。

五十年近く守り通した「純ケツ」を喪失する事への不安感もあったが、何より
この手の検査が「人間の尊厳」「宮司の威厳」「男のプライド」といったものを
一切認めない過酷なものである事を、小生は以前受けた胃カメラ検査で知っていた。


昨日から検査食、今日の朝から絶食。
口に入れるのは下剤と腸の洗浄剤。
これも確かに辛いが、本番の検査から比べれば「屁」みたいなもんだった。

それにしても小生が検査を受けるのは、これは小生の仕事上仕方がない事
なのだが、いつも「仏滅」という日の悪い時に行われる。
今日も「仏滅」である。


予約の時間に内視鏡室へ入る。
検査服に着替えるが、パンツは支給品の紙製のケツ割れタイプだ。

検査の順番は二番目らしい、この待ち時間が何とも言えない苦痛な時間だ。
順番が来て検査台に横になると、すぐに医師がやってきて「こんにちわ、
これから検査をします」と無機的に話す。

と思ったらもうケツに指を入れている、あっという間だ。
それからあとの辛い事ったら、恥ずかしさも威厳もプライドもあったもん
じゃない。

特にカメラの先が、曲がりくねった腸内でカーブを切る時の痛みと苦しみは
もう絶対に味わいたくない。

検査を受ける前、優しい先輩や友人達が「あの検査は気持ち良くてクセになる」
「俺なんか、毎年やってる」などと声をかけてくれたが、小生はもう御免だ。

検査がおわって看護婦さんがケツを洗ってくれた時には、小生の顔は涙と鼻水に
まみれ、もう恥ずかしさもなにも超越していた。


検査結果は「何もありません」というあっけないものであった。
あれだけ苦しい思いをして検査して、何もないとは!!

まあ、とりあえずヨカッタ、ヨカッタ。






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