江別神社「宮司の独りよがり」

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『ハードとソフト』 引用
江別神社宮司 2006/4/23(日)08:10:31 No.20060423080624 削除
先日チラッと読んだ本にこうありました。


『日本の信号機には信号機の色が変わるときに、目の不自由な人の
為に音楽や音が鳴る』ものがある。

これを目にした外国人の友人が著者に、こう言ったのだそうです。

「日本人は親切なのか、不親切なのか、わからない」
「周りにいる誰か一人が目の不自由な人に手を貸してやれば、それで
済む事じゃないか」

確かに、目の不自由な方が信号機の前で逡巡している時、そっと
手をさし延ばす者がいる世の中であれば、予算をかけて信号機に
音響設備を付ける事は必要ないんですね。

「手を差し延ばす人」がいないから「音響設備をつけた」のか
「音響設備をつけた」から「手を差し延ばす人」がいなくなった
のか。

それは分かりませんが、これから本格的な超高齢化社会、人口減少
なども併せて考えると「人間社会のソフト面の啓蒙」が必要です。



先日覚えたばかりの言葉、「惻隠の情」を思い出します。
「そくいんのじょう」と読み、「人に対して気の毒に思う心」
「思いやりの心」です。

また、この心は「武士道の精神」とも言います。



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