江神會の20周年記念誌発刊事業で、昔の写真を探して
いる時、祖父の釣り風景の写真を何枚も見つけ
ついでにスキャンしました。
1枚目から3枚目までは「支笏湖でのチップ釣り」と思います。
皮製のハットを被っているのが祖父です。
せっかくの遠征ですので、何日か泊まって釣り三昧していたようです。
しかし、お金も無いので宿には泊まれず、野宿していたようです。
父の話ですと、父も同じ様に野宿していたと言っておりました。
しかも父は「チップ釣り」がしたいが為に、されど支笏湖までの
交通手段がなく、数十キロの砂利道をリュックサックを
背負って自転車に乗って行ったそうです。
なんとも釣りに狂った人間とは「釣りのため」には根性が出るのです。
4枚目の写真は「フナ釣り」のヒットシーンです。
この「竿」には見覚えがあって、確か祖父が亡くなった時に
父が棺の中に祖父の遺体と一緒に納めた3振りの竿の中の
一本です。
小生は小学校3年だったのですが、子供心に
「もったいないなあ」と思ったのを思い出します。
漆塗りのきれいな竿だったのですが、祖父のあの世での
釣り用に焼かれてしまいました。
年が明けて、少し落ち着いたら、祖父の思い出でも
作文にしてみようかと思っています。 |