先ほどある先輩がお見えになって、ご自分が関わっている
盲学校の卒業式に参列された時の様子を語ってくれました。
卒業生たちは目が不自由にもかかわらず、自分の歩幅と
演台までの距離をきちんと分かっていて、相当練習も
重ねたのだろう、しっかりと卒業証書を授与され自分の席
まで歩いて着席し、とても嬉しそうにしていた、と説明して
くれました。
その様子がとても感動的だったのでしょう、小生に説明
しながら、目頭を熱くされておりました。
そして、ご自分が五体満足でいられる事に改めて「自分は
恵まれている」と幸福を噛みしめなければいけない、と申されて
もおりました。
普段自分が「当たり前」と振り向きもしない事に、改めて
視線を向けて「自分は恵まれている」と感じるのは、物凄く
大切な事と思います。
自分が「当たり前」と思う事が、人にとって「羨ましい事」って
案外身の回りにたくさんあるんじゃないでしょうか。 |