昨日は桃の節句、ひな祭りでありました。
うちには娘はいないのですが、平成6年の4月に第三子を流産して
おります。
私共夫婦はこの第三子が「女の子」であったと信じていて、
ちゃんと名前もつけてご先祖と一緒にお祀りしております。
ですから昨日は、この子のために江神會のTWSのお店に行って
ケーキとクッキーを買い、お供えしました。
この16年前の春はとても辛い経験でした。
この時、小生は青年神職会の北海道の事務局長をしていて、
翌日から全国の総会出席のため東京出張と言う前夜でした。
女房が出血し、お腹が痛いと言っていたのですが、その夜は結局
我慢させて病院へは行かず、翌朝に病院へ送った足で小生は空港に
向かいました。
何故かというと、この出張には10名程の同職が上京するのですが
事務局である小生が飛行機、ホテルなどのチケットを全員分預かって
いたので、どうしても空港までは行かなければならなかったのです。
空港でチケットを渡し江別に戻り、女房の入院先の病院へ着くと
もう既に流産のあとで女房は青白い顔で泣いていました。
小生の「妊婦が出血する」事に対する認識が甘過ぎて、この様な
事態となってしまいました。
小生は病院にさえ行けば、何とかなると思っていて、折角授かった
子供が死ぬなどと言う事は全然考えておりませんでした。
しかも、女房のショックは小生のそれの比ではない事も実感致し
ました。
幸いなことに生前の子供の胎内での超音波写真が一枚残って
おりましたので、これもお祀りしております。
小生が泉下を訪れた際には、この子に謝らなければならないと
思っておりますが、とりあえず、昨日はケーキとクッキーを
お供えしたのです。
今日、お下がりを頂きます。
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