江別神社「宮司の独りよがり」

||| ホームページ | タイトル一覧 |||

里帰り 引用
江別神社宮司 2010/3/27(土)09:48:54 No.20100327094234 削除
女房と共に静岡へ里帰りして参りました。

実は2月中旬に女房の親である岳父の具合が悪くなって、叔母から
「来るように」言われ慌てたのですが、何とか持ち直しております。

不謹慎なようですが、「不謹慎とは言ってられない現実」がありますので
岳父に何かあった場合の事を、叔父叔母に助言を頂きながらあれやこれやと
決めて参りました。

小生や女房にとっては、具体的な事が決まって、大分安心しました。

そして今年は母の七回忌法要の年ですので、決して無作法にならない様
現地の習慣に倣って執り行えるように打ち合わせもして参りました。


帰りの空港で搭乗手続きを済ませ、荷物を預けた後に女房がこう言いました。
「ショルダーバッグ、どうしたの?」小生は一瞬にして血の気が引き、そして
次の瞬間、全身の毛穴という毛穴から汗が吹き出しました。

「アガァ〜!わわわわわ忘れた〜!!京急の網棚の上だ−!!」
「中には大事なNiNiNiコンのキャキャキャキャキャメラが入っているぅ・・・・!」

もうすっかり自分が心臓病患者であることも忘れて、京急の事務所に向かって
走り出しまた。

事務所で事情を話すと、小生が乗って来た電車は既に折り返し運転しており
終着駅は千葉の何とかであるという。

係の女性はもし拾得物として品川駅で見つからなければ、その後は乗り入れ先
である都営地下鉄と京成電鉄に電話して下さい、と言う。

何とか品川までで見つかってくれと汗伏し出しながら祈っておりましたら
京急の係の女性が見つけて持って来て下さいました。

生きた心地のしない40分程でしたが、本当に良かった!!

彼女にはチップをはずみたい気持ちでしたが、深々と頭(こうべ)を垂れて
お礼を言い、小生は今後も上京の際には、必ず京成電鉄を利用する事を固く
誓いました。



だんだん歳を取ると本当にボケボケで困ります。

もしあの時、女房が気が気がつかなかったら、ずうっと忘れていたかも知れません。

もう絶対に網棚に荷物はのせません!!

パスワード  (ヘルプ)


    << 戻る