先日、Iンド人のご主人と日本人の奥様のご夫婦が「厄祓」にお見えに
なりました。
奥様が「本厄」なのだけど、夫婦共々全然ついていないので、お参りに
来たと仰っておりました。
ご主人は来日してもう7年も経ち、しかもO坂大学を卒業されたそうで
日本語は堪能であります。
「微生物」の研究をされていたそうですが、就職先の契約がこの春で
切れて、それ以降就職先が決まらないのだそうです。
ものすごく頭が良さそうで、大人しくて、優しそうな顔をして
おりましたが、小生が「ヒンズー教徒ではないのですか?」と
お聞きすると彼は「そうです」と答え、でも「多くの日本人が
大切に思っている場所をお参りしたかった」と言う様な事を
仰っておりました。
小生は、こういった姿勢が大変大事なのだと常々思っております。
人々の崇敬の対象になっているものに対し、敬意を表すというのは
重要な行為であります。
このご夫婦のこういった姿勢が「道を拓く」と思いましたので
そのように申し上げると、大変喜んでおりました。
Iンドでは算数で三桁の暗算を習うと聞きますが、と言うと、簡単な計算なら
出来ますと答えておりました。
流石はITの世界で、他を席巻するIンド人であります。
何故、江別神社へ来たのですか?と聞くと友人の話やインターネットで
ここがご利益があると思ったからだそうです。
こういう風に言われると、もう嬉しくて仕方ありません。
うちのご利益はともかくとして、この「ご夫婦の姿勢」が、今現在は
ついてないかも知れないけれど、必ずや道が切り拓かれると信じて
おります。
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