だいたい12月や3月〜4月に多いのですが、実は明らかに神社である
我が家にも「宗教の勧誘員」の方が来ます。
昨日の大安吉日は朔日(1日)ですし結構忙しかったのですが、お見えに
なった勧誘員の方は小生のお祓いの仕事が終わるのを待ち続けて
おりましたので話を聞く事にしました。
こういう方たちが「どんな事を言うのか」興味もあり、また後学のために
「話だけは聞こう」と思いました。
いろいろ話を聞いているうちに「実は天照大神は仏様の化身だったのです」と
得意げに教えてくれました。
この考え方は「本地垂迹説」と言って2千年も以前から存在したものです。
それを言うと勧誘員は面白くなさそうな顔をしておりましたが
いちおう小生もこの道のプロですので、そんな事位知っているのです。
正に「釈迦に説法」なのです。
今さっきお祓いが終わったところで、神主の恰好をしている小生に
向かってとうとうと「教えを説く」とはなかなか逞しいのであります。
結局、神社に何をしに来たのか良く分からないのですが、とにかく
自分たちの本を読んでくれというので「分かった」と言ってお引き取り
願いました。
例えば「世界が平和になりますように」「みんなが幸せになりますように」と
言って、それに反対する人など、いないのです。
ですから、こう言った「普遍的価値観」を切り口にして近付いて来るのには
胡乱を感じます。
大切なのは「どうやって世界を平和にするのか」「どうすれば幸せに生きら
れるのか」具体的方法を示す事であります。
最近、宗派を問わずいろいろなところ、方々から本などが送られて
参ります。
小生はだいたい目を通し、参考にするように心掛けております。 |