江別神社「宮司の独りよがり」

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Diligence 引用
江別神社宮司 2014/3/26(水)09:09:00 No.20140326090323 削除
先日うちに出入りしているある金融機関の青年が「宮司、実はお話が」と言って
やって来ました。

小生は彼のその言葉を聞いた瞬間に「コイツ止めるんだな」と感じました。

昨年にも一度そういう場面を経験しておりましたので、彼の眼を見た瞬間に
確信しました。

ところがその退職の理由を聞いてドッテンこきました。

何と北海道の最高学府である「H海道大学大学院に合格した」と言うのです。

社会人になって丸二年の彼ですが、小生は彼が毎晩遅くまで残業している
のを知っておりますので、休日などにコツコツ勉強してたんだなぁと感心
しました。

しかも専攻が「中世の宗教事情などを掘り下げて研究したい」と言うので
寺社の事など小生よりずっと詳しいのです。

せっかく銀行員で安定したお給料を頂けるのに「自分のやりたい勉強に集中したい」
「親には迷惑をかけたくないので、この二年の貯金で学費を賄う」などと言う事を、
透き通った目で、小生をまっすぐ見つめながら申すのであります。

この長引く不景気の中で「安定した収入」を求める人が多い中で、自分の理想を
追い求める24歳の青年。

小生はこういう青年が大好きで、ついつい何か応援したくなります。

先日「合格祝いとお別れ会」を開いて「朝から晩まで思う存分勉強しろ」を励まし、
今後もちょくちょく社務所に顔を出す様にお願いしておきました。

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