先ほど生まれて初めて「60歳の朝」を経験致しました。
昨日や一昨日と何も変わらない朝でした。
この60歳を無事に迎えると言うのは、小生の近年の最大の目標で
ありました。
40代半ばで心臓病を患い、この不安と恐怖の中で神社と家族とを
護らなければならないと言う命題と闘ってきました。
お陰さまで二人の息子も無事に学校を終えさせて、ま、何とか働い
ております。
次男が権禰宜になって、仕事の面でも随分と楽になりました。
その分、気が緩んできたのか、最近だらしなくお酒を飲むように
なりました。
5年前とは明らかに違う緊張感の中で、小生はあといったい何を
すべきなのか。
神主なので、お祭りを護り伝える事によって神社を護持するという
当たり前の使命は継続するとして、あといったい何をすべきなのか?
また「何がしたいのか?」「何が出来るのか?」この歳になっても
よく分かりませんが、なるべく真面目に生きて行こうと思います。
十年後の今日、「70代」を迎えられるかは分かりません。
迎えられたとしても「寝たきり」とかでは厭です。
死に対する恐怖心も人並みにあります。
でも「死の瞬間の人の意識の変化」「死後の世界」への興味も尽きません。
こんな事を考えてながらも平凡に、自分に与えられた使命、またその使命から
派生する新たな使命を果たすべく向き合って、今日からも生きていかなければ
ならないのでしょう。。 |