江別神社「宮司の独りよがり」

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長い一日 引用
江別神社宮司 2023/7/16(日)14:42:59 No.20230716143942 削除
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 昨日はとても長い一日でしたが、心地よい疲れを味わう充実した日でした。

 まず朝は午前4時半に起床。

 6時半に家を出て「倫理法人会」のモーニング・セミナーの
講師を務めました。

私ごときが倫理道徳の話はとても務まりませんので
「東京でサラリーマンをしていた私がなぜ神主になったのか」
をお話しさせて頂きました。

皆さんちゃんと聞いて下さいましたので、とても嬉しかったです。



 講師を終えて8時半に帰宅し、神輿装束に着替えて今日例祭の
浜益神社に向かいました。

今年は4年振りの本格的な渡御で、漁師町特有の海上渡御も
ありました。

何枚もの大漁旗が船上でたなびく姿は壮観で、漁業関係者の
「大漁を願う気持ち、また無事を祈る気持ち」が伝わってきます。

 「祭」というのは、それぞれの「地域のもの」で、
私はいろいろな神社のお祭にお手伝いをさせて頂き、

その地域の皆さんの
「祭に対する思い」に触れてエネルギーを頂いて参ります。

 外国人らしき若者たちがおりましたので、外人好きな私は直ぐに
近づいて話をすると「インドネシアから来た」と申すので、
私は4年前にバリ島に行って「バリは良かった」というと

すかさず「バリの何が気に入ったのか?」切り返してきたので
「食べ物がおいしかったことと魚がたくさん釣れた」と答えました。

雨が降り続く中「寒くないか?」と聞くと
「大丈夫だ、祭に参加できて楽しい」と屈託のない笑顔を見せてくれました。

めんこい子たちなので、何かしてあげたくなります。

 車中でお昼のお弁当を頂き、その後豊平神社へ向かいました。
 雨はまだ止みません。

しかし、この雨のお陰で半端ない「豊平人たちの熱い心」に
接することが出来ました。

豊平人にとって待ちに待った神輿渡御、それに立ちはだかる
冷たい雨、ところが雨くらいで彼らの神輿に対する思いが
くじけることはありませんでした。

びしょ濡れのなかで皆ニコニコ顔で渡御に浸っておりました。

この雨は40代で早世した前宮司M巧の
「うれし涙なのか悔し涙なのか」を思うと私も泣けてきました。

彼が苦労して作った豊平神社みこし會「豊神會」は、
今年で設立10年になるのだそうですが、どこにも負けない
とても立派なみこし會に育っておりました。

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