昨日は「江別地区協力雇用主会」の役員として
「札幌刑務所」へ行き、講習・見学に参加して参りました。
「江別地区協力雇用主会」は法務省の管轄で、犯罪を犯した者の
出所後の雇用促進を担っております。
1時間ほど犯罪実態や刑務所事情の講習を受け、その後は
受刑者たちの作業の様子や居室を見学しました。
受刑者たちは随分一生懸命にプラスチック製品、木工、金属製品の作成に
打ち込んでおりました。
この刑務所では国語・算数・社会などの勉強をする環境が整備されており、
また刑期中に溶接や重機の免許も取得できます。
全ては「出所後の社会復帰のため」です。
出所したものが就職できなかった時の再犯率は、実に95%にも
なるそうです。
社会復帰のための課題は
@犯した罪への償いと反省の中から
A真面目に働いて稼いだお金で自分の生活を成り立たせることが
一番いいことだと理解させる
Bそのために倫理道徳を学ばせると共に、何かの技術を身につけ
させる
Cその一方で出所者を受け入れる社会体制を作ること
生まれて初めて刑務所へ行き、こんなことを考えました。
「江別地区協力雇用主会」は刑期を終えて出所した者の雇用促進を担っておりますが、
成果を挙げるには現実は難しい状況です。
私も具体的にはほとんど貢献出来ていませんが、せめてこの
協力雇用主会の組織の運営維持の為に関わっていこうと思っております。
帰りに受刑者が制作したBBQ台を購入しました。
実に頑丈に出来ていて「一生もの」だそうです。
我が国、日本、こんなにいい国は成果中にないと思います。 |