昨日ひとりの女性が厄祓にお見えになりました。
全身から「上品オーラが漂いまくっていて」
いわゆる普通の人とは全然雰囲気が番っていて、
祝詞を奏上しながら「どなただったかなぁ?」と考えておりました。
お参りが終わって「桜木紫乃さんですか?」と尋ねると
にっこり笑って「そうです」と仰いました。
私は彼女の作品はけっこう読んでいて、どれもこれも面白いのですが、
特に「光まで五分」の歯科医と売春婦とやくざとホモ青年との世界観が
最高に面白いと感想を申しました。
すると彼女は「あの作品は苦労して書き上げたが、評価してくれる人は少なかった」と
仰いました。
皆さんもどうか読んでみてください。(自分で買って)
そして「桜木紫乃ワールド」に足を踏み入れてください、
きっと埋没しますから。
この天才直木賞作家が地元江別在住で、しかも、ことある毎に
江別神社にお参りに来てくださっているって、
この日は肺癌の検査の日で、朝から憂鬱でしたが
病魔に立ち向かう勇気を頂いたように思います。 |