K 様
思い掛けない長文の返信を嬉しく読みました。
日々、一人で生き抜く方向で、注意深く頑張っておられる様子に触発されます。
そんな中で、位已さんへ電話されるのは大変有益ではないでしょうか?
電話番号は、次の通りです。 〇〇〇〇〇・・・
私は、この3年ほどの間に、位已さんへ、1000回以上も電話を入れて、
ようやくいくらか、位已さんの洞察を我が身のこととしても感じられ始めているところです。
例えば、私が殊更行き詰っているときに、「生きている事実」といわれます、
もちろん初めは何のことやら取り付く島もないという有様でしたが、
次第にその“事実”の重大さ、広大さが身に沁みて来ています。
――私を含め全ての存在者の各々は、全体自然を構成している無限の要素の一つに過ぎないとも見なし得るわけですが、
それら要素のどれか一つでも欠ければ、全体の秩序が失われるという意味では、
各々は掛け替えのない存在です。
そして、私たち存在者(要素)は、
常に全体の秩序に依拠しつつ、またそれを尊重しつつ、生活して行くのが必然であり、
Kさんの、注意深く頑張るという姿勢は、立派にそれに該当すると思われます。
あくまで入り口は己のためであるかのようで、それが自(おの)ずと全体に関わって行くのだと思います。
17世紀の哲学者、デカルトやスピノザにとっても、
「私は存在する(存在するという事実認識)」が彼らの哲学の出発点です。
以上、余計なことを書き付けてしまったかも知れません、悪しからず。
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