寒波の南下で、気温も下がり、冷たい☂️と曇り空。文字どおり「大寒」です。 寒さの中で、庭の侘助と山茶花の花が咲いていました。
「ワビスケ(侘助)」(別名 ワビスケツバキ(侘助椿)、トウツバキ(唐椿))。 ツバキ科ツバキ属の常緑樹。
侘助は学名Camellia wabisukeで一般に呼ばれる椿(藪椿)のCamellia japonicaとは、区別されることもある。
通常、「小輪(中小輪)」「花弁数の少ないラッパ咲きか筒咲き」「雄しべが開かないか先細」の特徴を持つものは侘助とされる。
基本的に薄赤色の花を咲かせるが、白侘助など改良品種もある。 その名前は、安土桃山時代、茶道隆盛の時期に生まれたと察せられる。
千利休に仕えた庭師の侘助に因むとか秀吉の朝鮮出兵時に侘助と言う人が持ち帰ったとか茶人の笠原侘助に因んだと諸説ある。
古今を問わず茶室の花として椿は多く使われている。茶碗のモチーフとしても椿ではなく、敢えて「侘助」として
いるのもあり、茶人の拘りが垣間見える。 一方、安土桃山時代以前の古典文学には、侘助は当然出てこ
ない。 近代になると俳句の季語としてよく読み込まれている。 「侘助や 障子の内の 話し声
高浜虚子」は有名。 花言葉‥「控え目」‥開花しても「筒咲き」と呼ばれ半開状態の下向きの花姿から。
「静かな趣」‥椿(藪椿)と違い楚々として小ぶりで可愛らしい花姿から。
サザンカ(山茶花 別名 姫椿 学名 Camellia sassanqua) ツバキ科ツバキ属の常緑広葉小高木。 日本の
固有種(日本のみに分布自生するもの。外来種である帰化植物の逆の存在)で、椿やお茶の木の仲間。九州・四国な
ど暖かな山林に自生していた野生種が品種改良され、各地に植栽された。成長が穏やかで日陰でも育ち排気ガスに
も強く、生垣や公園等に植えられ、冬に咲く花として親しまれている。 童謡「たき火」(さざんかさ
ざんか咲いた道、たきびだたきびだ落ち葉たき)や歌謡曲の歌詞にも読み込まれている。 花は一重・八重・
丁子咲きなどがあり、清楚な趣をかもしながらも華やか。 花色は原種に近い白の他に赤やピンクの濃淡、ボカ
シ等がある。葉は厚めで、艶やかな濃緑色。先が尖った長い楕円形で、縁にギザギザがある。 山茶
花と椿の見分け方。 花弁の付け根が合着するのが椿で、していないのが山茶花。その為、咲き終わると、椿
は、花の形のまま落ち、山茶花は花弁が分れて落ちる。 品種にもよるが、山茶花は晩秋から咲き、椿は1,2月頃
から咲き始める傾向がある。 漢字表記の「山茶花」は中国語でツバキ類一般を指す山茶に由来。サザンカの名
は山茶花の本来の読みである「サンサカ」が訛ったといわれる。もとは「サンサカ」と言ったが、音位転換した現在の読みが定着。
山茶花全体の花言葉‥「困難に打ち勝つ」「ひたむき」「理想の恋」‥寒さに負けず咲かせる花に由来。
花色により花言葉が異なる。 赤色‥「謙譲」「あさかなたが最も美しい」‥目立つ色ながら控えめでど
こか寂しげな花姿に因む。 白色‥ 冬風に吹かれても愛らしく咲く花の姿から「愛嬌」、冷たい雪のよ
うな真っ白い花色から「愛を退ける」。
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1. kuramoto > 2023/1/23(月) 12:36:13
侘助の名前の起こりを理解しました。有難う。我が家の、侘助はまだ蕾です。
山茶花は、今年は何処の家も豪華に咲いていますね!花の少ない時期に、彩りを添えてくれますね!
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