 No.1 |
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一冊の本(薄いけどね)ができるんじゃないかと思うほどの失敗の連続。
小手先の誤魔化しも見事に裏目に出て、地金まで剥がすこと4回
当然ブルーメタリックの塗料も随分と無駄にしました
金と手間をかけた塗膜をスケルトンでしわしわにして剥がす・・・
もう何度心が折れそうになったか知れませんが、決して諦めませんでした
何故かって?
ここで諦めたらそれまでの苦労がすべて水の泡だからです
プロに頼んだ方が35,000で超綺麗なのに対して材料費だけでも
とっくにオーバーしています
途中からはとことん仕上がりに拘って、自分が本当に納得いく仕上がりになるまで
決して諦めないと腹を決めました
以後作業も落ち着いて上手くいくようになりました
画像を拡大してみると解るようにブルーの方はまだ若干ザラついています
これから1200番で凹凸を消してからシールを張って2液クリアーを吹き付けて
ポリッシャーを掛けて完成します(まだ気を抜けません)
それにしても我ながら随分と辛抱強くなったと思います
@下地の凹凸は予め時間をかけて完璧に直しておく
仕上げ出してからパテで治すのは失敗の元
A黒ずんだムラはどんなに濃くなるまで上塗りしても決して消えない
さっさと下吹きシルバーで整えてから塗り重ねた方が綺麗に仕上がる
特に薄いブルーは難しい
Bシワシワが広範囲に出たら全部剥がした方が時間も手間も無駄にならずに済む
Cタレたら直ぐに止めて完全に乾燥させてペーパーで削って治す
周囲を厚吹きして誤魔化すと更にドツボにはまって治すのに数日かかる
D狭い空間で無理して吹き付けない 必ず誤って服や身体の一部が触れて
大きなダメージを被ることになる
E途中埃とか虫がついても大きいものでなければ乾いてから水研ぎした方が綺麗に治る
塗装中に弄るのは最悪
F水研ぎした断面は歴代の塗膜の地層が露出している
そこへシンナーの多めの塗料を吹き付けたら反応してシワシワになるのは確実
ヒートガンで炙って一旦古い地層まで溶かして一体化させてから
冷風で完全に乾燥させるともう溶けださない 今頃分かった事実
温風では乾かない 温めたら冷風で冷やすのがセット
G当たり前だがメーカーの異なる塗料とシンナーと硬化剤は絶対混ぜない
わずかなケチケチのために大きな出費を強いられる
H厚吹きは厳禁 薄く吹いてヒートガン 薄く吹いてまたヒートガン
この繰り返しで根気よく塗り重ねていく
以上が私の失敗で得られた教訓です
まぁ個人の技量差と道具の違いで「それは違う」ということも多いでしょう
でも諦めずに最後までやり遂げてしかも仕上りが良ければこの上ない成功体験になります
次からはもう少し少ない塗料と短い時間でできそうです
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