翠嵐6期生憩いの広場

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『言ってはいけない』を読む(4)
by かおる at 2023/4/26(水) 12:17:09 No.20230426113820  削除コメント

[一夫多妻と一夫一妻ではどちらが得か] 進化生物学では哺乳類は、オスは精子の放出に殆んどコストがかからないが、メスは妊娠後は

子宮内で赤ちゃんを育て、出産後も授乳が必要になるから子供一人に対する投資額は極めて大きい。オスはできるだけ沢山のメスと交尾し

ようとし、メスは貴重な卵を最大限有効に使うために生殖相手をえり好みするようになるはずだ。こうした条件では、群れの中で最も強い

(優れた遺伝子を持つ)オスがメスを独占することになりやすい。メスにとっては遺伝的に劣ったオスと交尾する理由がないからで、ゾウ

ザラシ、アカシカ、ゴリラまで一夫多妻が動物界に多く見られるのはこのためだ。ただしヒトには、赤ん坊が独り立ちするまで長期の養育

が必要になるという特徴がある。この場合メスは遺伝子の優劣だけでオスを選択するわけにはいかなくなる。一夫多妻で他の多くのメス

(ライバル)とひとり(一匹)のオスを共有したのではオスから十分な支援を受けられない恐れがあるからだ。10の資源を持つオスと、

4の資源しか持たないオスでは、当然10の資源の方が望ましい。だが10の資源を3人のメスで分け合うのなら、4の資源のオスを独占した方

が経済的に合理的なのだ。これがヒトの社会で一夫一妻制が広く観察される理由とされている。

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