みんなの広場「こころのパレット」

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〈至 福〉 引用
池見隆雄 2021/6/9(水)14:54:09 No.20210609144113 削除
 『エチカ』第五部の最後(定理四二)に、スピノザは、
 
  「至福は徳の報酬ではなくて、徳それ自身である。
   そして我々は快楽を抑制するがゆえに至福を享受するのではなくて、
   反対に、至福を享受するゆえに快楽を抑制しうるのである。」
 
 と記している。

 この「至福」がどういう事態を指すかは今はおいて、
 私はこの記述を体現されている方に出会っている。
 従って、このことは私自身には縁遠いけれども、
 事実と認めざるを得ない。
 ――強いていえば、認めざるを得ないということが、
 現在の私のささやかな至福だと言えようか。

 スピノザは、私のような者を思い遣って、こうも記してくれている、

  「さてこれに到達するものとして私の示した道は
   きわめて峻険であるように見えるけれども、
   なお発見されることはできる。
   また実際、このように稀にしか見つからないものは
   困難なものであるに違いない・・・・」 と。

 今朝、私は、『エチカ』を、ほぼ読み了えた。
 

〈原 質〉 引用
池見隆雄 2021/6/8(火)15:10:51 No.20210608145531 削除
 ある方から、睡蓮の葉の広がりと、
 そこに留まっている蛙(雨蛙?)を描いた
 絵手紙が届いた。

 視点はそれらのやや頭上にあり、統合性を欠いて四方へ放たれた
 蛙の目の玉の具合がユーモラスだ。

 山頭火の句、「水のうまさに蛙鳴く」
 が 添えられている。
 呑んべえで知られるこの人ならでの捉え方とも思える
 ――粗略に過ぎる感想か。

 酒はもちろん、
 原材料の主たる一、水が上質でなくては旨くなかろう。

 私の母方の実家は、福岡県南に所在する造り酒屋。
 直ぐ目の下を、筑後川が、瞬時も止まることなく
 滔々(とうとう)と行く。

 幼時、母の里帰りに伴われて行って飲んだそこの水は、
 蛇口からでもおいしく、
 私はいまだに、そこの酒しか口に合わないのだ。

〈山道にて〉 引用
池見隆雄 2021/6/7(月)14:14:00 No.20210607135640 削除
 まず、スピノザの主著と目されている、
 『エチカ』からの引用(第五部 定理三二 証明)

  「(前略)存在しうる限りの最高の精神の満足が生ずる。
   言いかえれば最高の喜び、
    ――しかも その原因としての精神自身の観念を伴った
   最高の喜びが生ずる。
   したがってこの喜びはその原因としての神の観念を伴っている。

    (スピノザにとっての「神」は、この自然・宇宙を指示している。
     また、畠中尚志 訳)

 表現が哲学的で難解なのは、彼の思惟の形態の反映ゆえに致し方ない。

 しかし、昨日、2ヶ月ぶりに山道を辿っていると、
 以上の一節につき、
 ――私によって生きられているこの生は、無条件の喜び、
 と ごく一般的に分かりやすく、
 樹々が、その緑が、小鳥のさえずりが 伝え直してくれるのだった。

〈喜 び〉 引用
池見隆雄 2021/6/4(金)15:03:08 No.20210604145656 削除
 昨日、
 雨音に包まれながら、
 「ある人が、
  生きていることは、無条件の喜びだ と言われましたが、
  私もそう思います」
 と 手紙への返事に記していた。

 今日の雨音から そのことが振り返られ、
 窓辺のガクアジサイに劣らず 
 清々しい。

〈書きかけのメール〉 引用
池見隆雄 2021/6/3(木)14:13:23 No.20210603140124 削除
 梅雨期だから降雨の日の多いのは当然ながら、
 バイク通勤には不自由する。
 とくに夜間、風防に付着した水滴の乱反射は大敵――視界不良。

 そんなときは、前方を行く車のテールランプが頼りだ。
 向こうの運転者にそのつもりはさらさらなくても、
 こちらは大いに助かっている。

 今日も、午前8時過ぎから、本降りになった。
 その前6時半頃から30〜40分、界隈を歩く。
 まだ少数派の通勤・通学者は、寝不足に見受けられる。

 「塩原中央公園」には必ず立ち寄って、空を暫し見上げている。
 「胸がすく」という言葉があるけれども、
 その「すく」は「空く」と記すよね。
 見上げていると正にそれが実感される。

 このメールを記している今も、
 胸中の空はまだ残存していて、
 いろいろな人の身の上が、自ずと思い遣られる。

〈バラの呼び声〉 引用
池見隆雄 2021/6/2(水)14:28:43 No.20210602142128 削除
 昨日、フェイスブックに投稿した、「日陰の花」と題するバラの写真へ、
 13名もの方からリアクションをいただいた。

 これでは投稿した甲斐がないというもの。

 何の取柄もない平凡な写真。
 しかし、私は、思わず撮影し、投稿せざるを得なかった。

 その“思わず”は、
 精々数名の方にしか分かっていただかなくては困るのだ。

 “思わず”――バラの呼ぶ声に促されて。

〈日陰の花〉 引用
池見隆雄 2021/6/1(火)17:20:04 No.20210601171606 削除
 ワイングラスに挿した、平凡なバラの写真を
 フェイスブックに投稿した。

 リアクションは一件のみ、「いいね」。

 多く寄せられたとしたら、投稿した甲斐がない。

 因みに、写真に添えた言葉、「日陰の花」。

 (たった今、もう一件。奇特な方がおられる。)

〈指 針〉 引用
池見隆雄 2021/5/26(水)14:13:06 No.20210526141145 削除
 内なる声に耳傾け、信じ、

 今日一日の指針となす。

〈起 源〉 引用
池見隆雄 2021/5/25(火)16:19:03 No.20210525161527 削除
(人生を旅になぞらえる、ある方の文を読んで)

  それぞれに異なる旅こそ

  愛憎の起源なれ

〈生 涯〉 引用
池見隆雄 2021/5/24(月)16:44:42 No.20210524163939 削除
 窓辺のアジサイが語り出す

 パープル色の生涯

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