昨晩、録画しておいた古い「京都地検の女」を見ていたら、故郷の「M市」の名前が出てきたのでびっくりした。途中は省略するが、炬燵でそのまま死んでいた孤独死の老人は、何とM市出身なのだ。若い頃には大手系列で仕事をしていた。家族がいなくなってからは、京都で近所のゴミ掃除などの皆が嫌がる仕事をして、その日暮らしをしている。バイトで稼いだお金を切り詰めた生活で凌ぎ、故郷のM市の菩提寺にお金を送り続けていた。狭いアパートには殆どないもない。その老人の死生観がポイントとなるドラマだ。自暴自棄になって死ぬことばかりを考える別の老人に対して、その孤独死の老人の生き方をよく見て、改めて人生に生きがいを見つけるよう、女性検察官がアドバイスをして開眼させる。最後はおそらくM市の菩提寺まで出向き、孤独死した老人の一族のお墓の掃除を検察官と生き直した老人が一緒にする、という筋書きだ。
テレビのドラマにM市が出てきた事、主役が孤独な老人だという事にもびっくりしたが、小生がこの程度のドラマでも涙が出てしまったのにもびっくりした。果たして涙もろいのは小生だけなのかな。
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