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石垣の暖かい日だまりに日本水仙が咲いていました。
「スイセン(水仙)」 ヒガンバナ科スイセン属の多年草(球根植物)。
原産地は、ヨーロッパ地中海沿岸〜北アフリカ。 花色は白や黄色。花の直径が1p足らずから5p
を超えるものまである。 花の特徴は、外側の花弁である花被片と内側の突き出したクチバシのような
副花冠で構成されている。副花冠は、雄しべが変形したものなので厳密には花弁ではない。 花
色は白と黄色以外にピンクや緑、オレンジなど色とりどり。 水仙の園芸品種は数万品種あり豊富。
品種により、一茎一花もあれば、日本水仙のような房咲き種もある。最近は、毎年、八重咲き等、新品
種が登場。 花期は、11〜4月頃(品種による)、中には、秋に咲くものもある。
学名(Narcissus)の由来‥ギリシャ神話に登場する青年ナルキッソスの名前とする説やギリシャ語の
「ナルコ(麻痺)」と言う言葉説がある。 漢名の由来‥中国の古典にある「仙人は、天にあ
るものは天仙、地にあるものは地仙、水にあるものは水仙」と言う詩に因む。 中国から、室町時代に
伝来し、漢名がそのまま和名となり、「スイセン」と音読みした。
スイセンの葉をニラと間違え摂取して中毒になったニュース報道がたまにある。
水仙には、リコリン、タセチン、アルカロイド等の毒があり、悪心、嘔吐、発汗、頭痛、昏睡状態、
低体温症等の中毒症状が出る。食後30分以内に発症。 葉はニラやノビル、球根は玉葱に似ている
ので、畑の近くに植栽すると危険。 花言葉‥「自己愛」「神秘」。 画像は、身近に見
られる「日本水仙」。房咲きの一種で一本の茎に数個の花を咲かせる。 草丈30〜40p、花直径は3〜4
p。 花被片は白、副花冠は黄色。
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