No.1 |
No.2 |
|
サザンカ(山茶花、別名 山ツバキ、小ツバキ、油茶)
ツバキ科ツバキ属の日本原産の常緑小低木。庭木や生垣に利用。 四国、九州の山中、沖縄諸島に野生し、
白い花が咲くが、本州のものは栽培品で、薄紅色を主に様々な色合いがある。 ツバキと似るが、新梢と葉柄、
子房に短い毛があり、花弁は基部で合着しないので、花が終れば1枚ずつバラパラ散る(椿は花全体が落下)。開花
は10&%2312316;1月(椿は早春&%2312316;春)サザンカは漢字で「山茶花」と表記されるが、椿の中国名「山茶花(さんさか)」が誤記
により「茶山花(ささんか)」になり、それが訛って「さざんか」になったとも言われる。中国名は「茶梅」で。
学名も英名も「Camellia sasanqua」。 薬用として、種子に60%の油を含むので、椿油と同じく軟膏の材料に
利用。葉を煎じた液は香りが良いので洗髪に使われる。又、お茶と混ぜると甘味が出る。鹿児島や宮崎県では古くか
ら新芽を製茶して飲み、香りも良いので香袋としている。 ところで、サザンカは、童謡の「たきび」の二番の
歌詞に登場する。懐かしい地方の冬の情景の歌のように思うが、実は東京都中野区上田の農家が発祥の地だそうです。
花言葉…「ひたむきな愛」「ひたむきさ」「困難に打ち勝つ」…木々が落葉し花が少なくなる冬に花をつけることに因む。
「山茶花を 雀のこぼす 日和かな」 正岡子規 「山茶花の 花や葉の上に 散り映えり」 高浜虚子
|