春が来ると、木々がその存在を示す葉をつけ、街全体が明るくなるという印象だ。確かに小生もそれを感じて、春そのものも大好きだ。一方で小生は一年で一番寂しいときでもあり、胸は複雑なのだ。それはスキー場ががら空きになり、人がめっきり少なくなるからだ。当然、顔見知りも見なくなる。それが病気の場合もあるし、怪我の場合もある。初冬は、今年も元気にあの人もあのグループも来てる、という具合だが、春先は全くその逆なのだ。人がいなくなるのは淋しいものだが、小生は毎年春先にそれを感じてしまうのだ。自分が老化して友人が先立つのと同じことを毎年の春先に感じてしまうのだ。その逆の意味で、初冬は会える人がスキー場に出て来るから、楽しみでもあるのだが。早く来シーズンよ、来い。
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