古来の人の教えに従い、一日一回は「国や世界の重大な課題」について考えることにしている。
人口減少が喫緊の課題だ、と主張する者もいて、岸田政権は相変わらずかねのばらまきを推進している。しかし、こんなことをしても、効果は殆ど限られている。
私は、喫緊の課題は、高齢者の介護サービスをこれからどのように乗り切っていくか、が最大にして最重要の課題だ
、と思う。
今、労働者不足で介護サービスを行う労働者は顕著に減少している。これは10年以上前から起こっているが、介護施設は存在しても、介護士が不足していて、稼動率はかなり低いのだ。
世の中、先のことは読めないが、一つだけ確かなことがある。それは「人間はいつかは確実に死ぬ」ということだ。問題は、いつ死ぬかは誰にも分からないことだ。だから、老後の資金をどれだけ準備したらいいか、が分からないのだ。
いつも行く散髪屋の主人が奥さんが認知症で施設に入れた、と云っていた。京都での相場は大体月額18万円だそうだが、数年前の話なので、今はもう少し上がっているだろう。
職場で先輩だった人の奥さんがパーキンソン病と認知症で最近、施設に入れたが、月額40万円だ、と云っていた。年間500万円近い負担をどうするのか。本人もおかしくなったのか、最近電話にもでなくなってしまった。
(こんなことを云うと必ず反対意見があることは100も承知だが)池田首相「ウクライナや海外への支援」で何千億ものかねを浪費するのは、やめてちょうーだい!(財津一郎登場)
介護士や介護サービスの人員を経済的に解決するのは、至難の業だと思う。これは昔からの私の主張だが、
「介護福祉ドラフト制度」を設けて、高校卒業時もしくは大学卒業時には強制的に若者に福祉サービスに従事させるべきだ、と考えている。
皆さん、介護の問題を決して「他人ごと(ひとごと)」と考えてはいけません。
お互い80歳をこえたのだから、自分自身の問題としてとらえるべきだ、と考えるがいかがでしょうか。反論があれば、大いに歓迎する。
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