みんなの広場「こころのパレット」
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砂のように
引用
池見隆雄
2009/9/24(木)20:36:14 No.
20090924195644
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先日の研修会より――休み時間の会話
A「Bさん、最近も箱庭やってる?」
B「今、ちょっとお休みしてます」。
A「前は確か、定期的に箱庭の会を開いてたよね」。
B「2才児や0才児を同伴される方があって・・・箱庭の砂をまき散らしたり・・・それが絨毯の目に入り込むと後が大変だったりで・・・箱庭専用の部屋がいりますね・・・砂も、鳥取から取ってこないと・・・」。
C「やっぱり、鳥取のがいいですか?」
B「えっ、あの砂丘の・・・とってもサラサラしてて・・・ほんとは取ってきちゃいけないんでしょうけど、蓋つきのバケツを車に積んでいって・・・」。
D「他のところの砂とちがいますか?」
B「あそこのが一番サラサラで・・・ぎゅっと握りしめても、指の間から流れ出ていってしまうくらいです」。
A「愛みたいだね」。
B「あら・・・」。
C「? ?・・・」。
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最新返信日:2009/9/28(月)22:39:44
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Re: 砂のように
(返信1)
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しろたんぽぽ
2009/9/28(月)22:39:44 No.selfcontrol-20090924195644.1
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砂、調達してきました。
鳥取砂丘まで、車で二時間程。
日本海は青く、空は広く、砂はいっぱいありました。
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お花。
引用
ミーちゃん
2009/9/24(木)14:51:19 No.
20090924144914
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No.1
庭にコスモスとダークベルグデイジーを植えました。
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最新返信日:2009/9/28(月)15:21:16
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Re: お花。
(返信1)
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池見 隆雄
2009/9/28(月)15:21:16 No.selfcontrol-20090924144914.1
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かわいい写真を、ありがとう。
かわいがってあげて下さい。
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林中にて
引用
池見隆雄
2009/9/16(水)17:17:07 No.
20090916165734
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日曜日、郊外の林中では、ツクツク法師が降るように鳴いていた。私は、ゆっくり坂道を上がる。途中、踊り場のような平坦地で立ち止まり、杉の木立へ仰向いて背伸びをする。歌ってみるかな・・・
まず、「紅葉」の1番を。ツクツク法師たちが、私のへたくそな歌に、光背のような彩りを添える。すると、まんざらでもない。
そこは、山の斜面にぐるりを取り囲まれているので、すりばち状の劇場の基底を成すステージのようでもある。
私は単独ステージに立って、座席を埋めている聴衆に相対す。ツクツクの合唱隊を伴って、2曲目、おもむろに「故郷」を歌い出す。喉が開いて、呼吸が深くなり・・・林を出るときには、別人のように回復していた。
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最新返信日:2009/9/20(日)14:07:58
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Re: 林中にて
(返信1)
引用
ミーちゃん
2009/9/17(木)17:42:19 No.selfcontrol-20090916165734.1
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池見さんのお歌、聴いてみたいな(~o~)
Re: 林中にて
(返信2)
引用
池見 隆雄
2009/9/19(土)11:22:07 No.selfcontrol-20090916165734.2
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ミーちゃんも、歌ったら・・・・・
Re: 林中にて
(返信3)
引用
ミーちゃん
2009/9/20(日)14:07:58 No.selfcontrol-20090916165734.3
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森の中で…?
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門A
引用
池見 隆雄
2009/9/14(月)12:24:48 No.
20090914115036
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『門』の中心人物、宗助は、過去の背信行為に由来する強い不安に捉われて、参禅を思い立つ。漱石の参禅の描写が、私自身の経験を、ありありと蘇らす。
私も30代前半、福岡県久留米市と広島県三原市の僧堂で催される、5泊6日の夏期摂心に加わったことがある。午前3時、4時に起こされ、途中、食事や作務を挟んで、夜は9時まで坐りづめに坐らされた。坐禅中でも、呼吸へ気を向けていると、着衣をしぼるほどの汗をかく。組んだ脚は、日時を重ねるにつれ、痛みを増した。
三原の僧堂は深い山中に位置していたにかかわらず、夜の坐禅の終わる頃、街から暴走族が上がってくる。私の参禅の記憶は、痛みと汗と夜のしじまに響きわたるバイクの爆音、そして束の間の身心の寂静の他の何ものでもない。
宗助もまた、何ら得るところなく、山門を後にする。自分は安心立命といった境地には無縁物かという挫折感と、にもかかわらず尚それを求めずにはいられない焦燥感とを抱きつつ。
門
引用
池見 隆雄
2009/9/11(金)14:57:37 No.
20090911143215
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漱石の『門』を再読する。1度目は、36〜37年以前。当時、私は日頃、漱石の全集を入手したいと思い詰めており、そこへ通販の「漱石全集」のダイレクト・メールが舞い込んだものだから、即座に購入を申し込んだのだった。
実物が月に1冊ずつ届いてみると、装丁も文字組も気にくわない。しかし、今となっては、和とじを想わせる大活字のページ面が、目に助かるくらいのものだ。
1度目は、通読するのが目的だった。今度は、作中人物の存在感が、自分のそれへはね返ってくるのを、だんだん身に覚えながら読んだ。漱石の作品群が長年に亘って読みつがれてきたゆえんは、そのへんにあるのだろうかと思った。
な み
引用
池見 隆雄
2009/9/10(木)17:34:12 No.
20090910173323
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次回会報に掲載の私の原稿を、とりあえず完了。連載を1回休む気持に傾いていたけれど、思い直して、先週月曜から昨日まで、下書きを推敲しつつ原稿用紙に書き移す。
高揚の波が1つ行き過ぎて、今日は朝から、虚脱感や疲労を味わっている。明日中にレイアウトを終え、できれば明後日に印刷へ。その後の土、日は休みたい。『タイタニック』以来と切れている、DVDの懐かしの名画も。
次の週末は、大須賀先生を語り手とするグループ。それへ向け、次の私の波を、間に合わせようと思う。
一杯のコーヒー
引用
池見隆雄
2009/9/7(月)21:33:26 No.
20090907210817
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仕事の最中に、ふとコーヒーを飲みたくなる。日頃、休日の朝の他、自らのためにコーヒーをたてるということもないのだけれど。
しかし、これまでの経験から、そういうときの一杯は、とてもおいしく味わえると心得ている。
机の前から立ち上がって、週末のミニ・グループ用に冷凍していたキリマンを、ドリップする。熱い液体の一口一口が、心身にしみ通った。そして、そのことを、掲示板へ書き込もうと思い立つ。
協会のグループが、訪れる人たちへ、一杯のコーヒーとなるように。
生命の彩
引用
池見 隆雄
2009/9/2(水)07:44:27 No.
20090902073119
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昨日、郊外へ出てみると、稲の背丈が、例年より明らかに低いと気づかされる。稲の嵩も貧弱だ。どこの田もこのようなら・・・宮澤賢治の詩の一節が思い浮かぶ。
― 寒さの夏は、おろおろ歩き。
今年は、冷夏に起因する凶作となるのか。
その夜も、チャンバロの音楽を聴く。絶えざる小川のように、流れ続ける調べ。郊外の田の間を、一筋の小川が曲折している。それら流れは、生命力の実現のようでもある。
しかし、さまざまの条件下で、生命の彩は伸びたり、縮んだり。
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最新返信日:2009/9/7(月)20:45:14
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Re: 生命の彩
(返信1)
引用
大角豆
2009/9/3(木)11:16:49 No.selfcontrol-20090902073119.1
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久しぶりに書きます。
稲・・から連想しました。
おろおろ歩いてばかりの私ですが、最終的には稲の持つ力に命拾いをしています。
力が続いてくれることを祈るしかできない無力な自分が
悲しかったり、諦めたり、です。 ありがとうとしか言えないなぁと、弱っています。
弱っているけれど、なんとか今日も動いています。
それでは行ってきまーす
Re: 生命の彩
(返信2)
引用
井上
2009/9/7(月)20:45:14 No.selfcontrol-20090902073119.2
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最初の投稿のタイプ間違いのため再度アップします
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命の形
昨日、郊外へ出てみると、稲の背丈が、例年より明らかに低いと気づかされる。穂の嵩も貧弱だ。どこの田もこのようなら・・・宮澤賢治の詩の一節が思い浮かぶ。
― 寒さの夏は、おろおろ歩き。
今年は、冷夏に起因する凶作となるのか。
その夜も、チャンバロの音楽を聴く。絶えざる小川のように、流れ続ける調べ。郊外の田の間を、一筋の小川が曲折している。それら流れは、生命力の具現のようでもある。
しかし、さまざまの条件下で、生命の形は伸びたり、縮んだり。
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深すぎない森
引用
池見 隆雄
2009/8/29(土)10:40:39 No.
20090829101917
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まだ8月中というのに、この数日急に、通勤時、半袖の腕に風を冷ややかに感じだした。協会周辺の、蝉の鳴き声も弱ってきている。過ごしやすいのはいいが、農作物などの発育ぐあいが気にかからないではない。
ところで、あと1と月足らずで私の誕生日。こう記したからといって、プレゼントを気にかけられないように。拒絶はしないけれど、気にかけられないように。
この気候には、チェンバロの音楽が似つかわしく思える。ピアノに比べればずっと控え目な音像だけれど、まるで深すぎない森のように、濃やかで、多彩な色調を伝えてくる。自分だけの考えにふけりながら、その森の中を、いつまでもさまよいたくなる。
タイタニック
引用
池見 隆雄
2009/8/27(木)16:02:39 No.
20090827155001
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DVDで『タイタニックの最期』をみる。これは、先年、主題曲ともども大ヒットしたのとは別作品。1953年製作のモノクロ。日本では、劇場未公開とのこと。
アカデミー賞脚本賞を受けているだけに、豪華客船沈没という出来事と、ある家族内の葛藤を軸とする船客の人間模様とが、互いの陰影を深め合うよう各場面が連なって行く。
沈没へのプロセスは、残された記録に忠実であるらしい。当時の作品にしては、船内の描き方や特撮も、十分なスケールと迫真性を備えていると思われる。
最後、船内に残った万を超える人々が、甲板上の楽隊に伴われ、讃美歌を斉唱しつつ海没して行く ー それぞれの人生を背負い、一様に空を仰ぎつつ、巨艦と運命を共にする。
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