みんなの広場「こころのパレット」
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〈連なり〉
引用
池見隆雄
2022/7/9(土)13:55:32 No.
20220709135318
削除
一山超えても 山また山
この先も 果てしない連なりかもしれない
行くべし 生きるべし
自然の促しに逆らわず
〈未完成〉
引用
池見隆雄
2022/7/5(火)15:00:52 No.
20220705140241
削除
何十年と気に掛かっていながら、一つはその途轍もないボリュームゆえに手を出さなかった小説作品、
プルースト(1871〜1922)の『失われた時を求めて』を、この頃になってぼつぼつと読み進めている。
――ボリュームへ対するコンプレックスは、
数年前に、本居宣長の『古事記傳』を通読できたことによって、ある程度拭われたとも考えられる。
そして今、私が小説というジャンルから何か選ぶとなったとき、この作品しか思い浮かばなかった。
そうはいっても、ようやく第一編の第二部〈スワンの恋〉に入ったところだ。
スワンという人物は既に第一部にも登場しており、謎めいた印象を私に残していたが、
ここで彼の素性と来歴が詳しく語られる。
スワンが、とある理由で、ヴェルデュラン夫妻の主宰するサロンの客となるのだが、
その最初の訪問のとき、若きピアニストによって、その当時の先端をいく曲が披露されるのだが、
それは、過去の別の機会にスワンが耳にして、いたく感銘を受け、
(こんな平凡な表現からはあまりに遠い描出がプルーストによってなされているのだが)、
しかも、その曲名を知ろうとして色々手を尽くしながら果たせず、
ほぼ記憶の彼方へ没しかけていたのだった。
しかし、今度の機会に、スワンは、その曲名を尋ねることができた
――ヴァントゥイユの『ピアノとヴァイオリンのためのソナタ』。
小説など書き物で、未知の作曲家や作品を知るや、
その実際を直ぐにでも聴きたくなるのが昔からの私の性分だ。
しかし、今日、それについて、私には躊躇が伴う。
左耳の突発性難聴のため、音楽へ対して十全な受け止めができない可能性を考慮しなくてはならないからだ。
――どんな音源よりも、音楽によって、いまだ自身の耳の病んでいるという事実を突きつけられもする。
そこで、その未知の曲へも、向かいたいのと逃げたいのと相反する衝動に板挟みされざるを得ない。
クラシック音楽に関する知識の蓄えは少なくない方と自負していた私だが、
ヴァントゥイユという名には全く馴染みがなかった。
その目新しさへの関心からだけでも、結局、私は、「グーグル」に入力することになった。
果たしてその名はヒットした。
「こういう場合には本当にありがたい」とときめきを覚えつつ、タップする。
表示された記事の冒頭に何とあったか?
「世界最長の小説、プルースト作の『失われた時を求めて』に登場する架空の作曲家」と。
ときめきは一転して、腰かけていた椅子をふいに後ろから抜き取られて、
無様に尻餅をついたかのような腹立たしさと、虚しさに取って変わられた。
それにしてはその曲のイメージが、あまりにリアルに、繊細、詳細に、彫琢され過ぎている、
あたかも耳に聴くかのように。
それらは幾か所かに分けて描写されているが、全てを合わせれば4,5ページ分に当たるだろうか?
その中から、ほんの一節を引用してみよう
(集英社文庫、鈴木道彦氏の訳。因みに、この小説作品は、分厚な文庫で13冊に及んでいる。)
「・・・まずヴァイオリンのトレモロの連続で始まり、
数小節のあいだはただ前面を占めているその音だけが聞こえているが、
ついでそれはふいに身を引いたように思われる。
そしてあたかもなかば開いたドアの狭い框(かまち)を通して奥行きを与えられた
ピーテル・デ・ホーホ(17世紀オランダの画家)の絵の中でのように、
ずっと遠くの方にはいりこんでくる光のビロードのような肌ざわりに包まれて、
別の色に染まりながらあの小楽節があらわれる」。
(未完)
先日のみなさまへ
引用
Wムーン
2022/7/1(金)14:07:30 No.
20220701140034
削除
月曜日、なぜか新しい自分がいる感じがしました。
いつもの景色が新鮮に見えるような。
そして久しぶりに「生きている」感じもあり、
こころの中がカラフルになったように思われました。
不思議。
自分の中の塊を「見つけなければよかった」と言いましたが、
どうも、見つけたからそれを味わえているようです。
ありがとうございました。
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>
最新返信日:2022/7/2(土)14:09:35
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Re: 先日のみなさまへ
(返信1)
引用
池見隆雄
2022/7/2(土)14:09:35 No.selfcontrol-20220701140034.1
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W・ムーンさんは、塊を見つけ出しただけでなく、
それに輪郭を与えることができたからね。
まず、W・ムーンさん自身が勇気を出して表明し、
皆さんが、共感的(中動態的)に、それを支援して下さった。
とはいえ、今の状態も変化するだろうけれど、
それもまた変化し、その運動がどこまでも続くだろう
――生存している実感。
プロセスに身を委ねて行こうよ。
>
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<
〈満 月〉
引用
池見隆雄
2022/6/14(火)16:35:37 No.
20220614163037
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終日 曇りと雨
気象がどうあろうと
今宵は満月
ある人から
「満月も励ましてくれますよ」と
中空に 姉妹なる月を想う
〈soraさんへの返信 A〉
引用
池見隆雄
2022/6/13(月)13:47:01 No.
20220613133232
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現在、協会の会報にその文を連載中の位已光児さんへ、
私は過日、スピノザの『エティカ』(中公クラシックス)を送呈しました。
すると、こちらからの用件の電話の折に、
「(『エティカ』から)書き抜いて、要点をまとめようと思います」
と伝えられ、それからひと月位の間を置いて、
『スピノザとの対話』と題した小冊子が届けられました。
大部分は、『エティカ』からの引用ですが、
それへ、位已さん自身の解釈を施され、中には批判的な指摘も見られます。
位已さんの文は、表現こそ朴訥(ぼくとつ)めいた平明さを呈しつつも、
その含蓄の理解は容易でないですが、
同一平面に連なる月、山、soraさん自身のエピソードとの接点は、
スピノザ以上に求められると思われます。
位已さんにとって、聖フランシスコの、
「兄弟なる太陽、姉妹なる月」は自明のことなのです。
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最新返信日:2022/6/14(火)13:24:41
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Re: 〈soraさんへの返信 A〉
(返信1)
引用
sora
2022/6/14(火)13:24:41 No.selfcontrol-20220613133232.1
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あのエピソードの当時の場面が時折浮かぶのは、私にとっては不思議な
出来事だった面もあるからで、それは、なかなか言葉になりにくく、だ
からこそ、言葉にしたい欲求を生じさせます。ただ、言葉にする試みは
分析や解釈めいたことにつながりがちのようで、それによって、何かが
失われる懸念も湧いてきますが(私の場合)。
雪洞から這い出た直後に、目で耳で皮膚で感じた 木々、雪、月、大気
はとてもとても新鮮なものでした。
しかし、しばし、空をあおぎ、周りを見回しているうちに、息が詰まる
ような感じがありました。巨大ならんらんとした満月、しずかに雪をま
とった木々が私には、私と同じように息をしている存在でもあったかと。
「ある」ではなく、一層身近に「いる」彼ら。見つめられている?照れ
くささ?のような感覚が起きたのはそのせいだったのかも。
でも、一方で、自分が透明になっていくような、無くなるような感覚が
生じました。焦り、虚しさ、心細さ、寂しさとは異なる感じ…。そして、
そのあとだったと思うのですが、月と木々と、雪の地面と澄んだ空気が
さらに静まりかえった一瞬、私をも含めて一枚の絵の中にいるような感
じがありました。安らぎとか不安のような感情は湧かなかった。そのと
きの私は、彼らと共に「いる」私というよりも、彼らと共に「ある」私
だったのかもしれないなと思います。
最近ふと、以前にも、どこかで似たようなことがあったような…とも思
い始めてもいます。
>
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<
〈soraさんへの返信〉
引用
池見隆雄
2022/6/10(金)13:57:47 No.
20220610134319
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返信、ありがとうございます。
『はじめてのスピノザ』は、分かりやすいだけでなく、
けっこう刺激的で楽しめると思います。
私が、この一年ほどスピノザに執着するようになったのも、
國分さんの『中動態の世界』第8章に目を通したのがきっかけでした。
自己の有(存在)を維持しようと努力する――書物通りだと「固執」する、
字面だけ追えばひどくエゴイスティックな文言のようにも取れますが、
自己の有を維持するには、
他者との関係をでき得る限り和合・調和的に保たねばならず、
他の生きものたち、自然の恩恵に浴することが不可欠なわけです。
例えば、太陽が消滅したならば、私たちは、生存していくことはできない。
自己の有を維持するとは、
宇宙へまで広がる「共生」の秩序を含意する、突き抜けた表現と思われます。
(今春のグループの最後のセッションでsoraさんが語ってくれたエピソードも、
思い合わされます。)
<
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>
最新返信日:2022/6/10(金)16:26:42
>
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<
Re: 〈soraさんへの返信〉
(返信1)
引用
sora
2022/6/10(金)16:26:42 No.selfcontrol-20220610134319.1
削除
隆雄さんのきっかけに少し驚きました。
私の場合は、エチカの原文訳に辿り着ける
かは、わかりませんが(^^;)。ただ、同じ
作者(國分さん)の中動態に関する本へは読
み進めれたらと思っていました(^.^)。
グループでの小話ですが、話をさせていた
だいたせいもあってか、より印象づけられ
たようです。わりと頻繁に 当時の感覚が
想い起こされます。
スピノザをかじってみて、重なりのような
ものも感じています。
(後日の隆雄さんメールとも併せて)。
>
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<
〈閲覧者の皆さんへ〉
引用
池見隆雄
2022/6/7(火)14:59:47 No.
20220607144746
削除
常日頃から、私の拙文へ目を遣って下さり、ありがとうございます。
今夏の暑気は只事でないと予想されているようですが、
今日は、昨日中の雨の後とて、仕事机の前では、冷気がハラにしみ入ると観念されます。
――早や、梅雨入りしたのでしょうか?
協会の敷地内では、
相当数のアジサイ(ガクアジサイ含む)が、紫、ピンクの花を先月中から付け始め、
雨に打たれていっそう瀟洒な様を呈しています。
――協会の定例会の席を賑わしてくれたクイーン・エリザベス(薔薇の一品種)の開花は、
大方、終わりを告げました。
さて、皆さん方、昨今、どのようにお過ごしでしょうか?
コロナ禍もいまだ去りやらぬところへ、猛暑、酷暑の追い討ちの掛かるのを免れ難い向後、
どうかくれぐれもご自身のご健康を維持されますように!
17世紀オランダの哲学者、スピノザも、
「自己の有(存在)を維持しようと努力するのこそ人間の本質」
と申しております。
<
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>
最新返信日:2022/6/10(金)09:04:12
>
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Re: 〈閲覧者の皆さんへ〉
(返信1)
引用
sora
2022/6/10(金)09:04:12 No.selfcontrol-20220607144746.1
削除
隆雄さん
スピノザの入門書を読み始めました(「はじめてのスピノザ」
國分功一郎)。
掲示板の、スピノザ語録が、すこしばかり近くなった気がし
ています。
「自分の存在を維持しようとする力」。決して仰々しく響い
て来ず、むしろ、あたたかい。
>
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<
〈 光 〉
引用
池見隆雄
2022/6/9(木)17:02:19 No.
20220609165839
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悪戦苦闘の日々の中で
ときたま
見たこともない風光に廻り会う
闇の中にも光あり
私の計らいを越えた光
〈微 笑〉
引用
池見隆雄
2022/6/6(月)13:41:58 No.
20220606133950
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雨中(宇宙)のアジサイ
微笑(ほほえ)み絶やさず
〈自 然〉
引用
池見隆雄
2022/6/3(金)14:11:09 No.
20220603140754
削除
今日は朝からめまいあり
爽やかな晴天
今日は終日 部屋にいて
窓外の滴(したた)る緑を独り占め
誰もがそうであるように
私も自然に愛されている
パスワード
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