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4月から始まった朝ドラ「虎に翼」の主人公三淵嘉子(旧姓武藤)の父・武藤貞雄は旧姓が宮武で丸亀中学出身だそうです。同窓会名簿によりますと、宮武貞雄は明治39年3月卒業となっています。明治19年に生まれ、丸亀中学を卒業した後、一高、東京帝大を卒業し、台湾銀行に就職しました。嘉子はシンガポール勤務中に生まれました。貞雄は、当時としては男女に分け隔てのない非常に民主的な考えを持ち、幼い嘉子に「ただ普通の嫁さんになるな、男と同じように政治でも、経済でも理解できるようになれ、それには何か専門の仕事を持つための勉強をしなさい。医者になるか弁護士はどうか。」と語っていたそうです。
皆さんは父親が丸中出身と知って、父親役をやっている岡部たかし演じる父親が身近に感じられるようになったでしょうか。私は、モデルの父親が我が丸中出身と知り驚いたのですが、始まった時からドラマで父親をあまりにも軽薄に描いていることに反感をもっていました。まして、我が校の先輩と知った以上はもっとどっしりとした父親に描いて欲しいと思います。
もっとも、このドラマが朝に放送されるので明るく描こうと意識して全体に軽いタッチとなっていることは理解できます。しかし、あの時代に女性が新しい道を切り開くことは大変なことだったと思います。明るく描くにしても違うやり方があると思いますが、皆さんは如何でしょうか。
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